古物というと、骨董品のようなものをイメージされる方もおみえかも知れませんが、古物とは、一言で言えば「中古品全般」のことです。
中古品というと、汚いとかホコリっぽいイメージがあるかもわかりませんが、最近ではそんなことも無いです。
上場を果たした、愛知発の有名なリサイクルショップ「コ○兵」のように、店舗をブティックのような上品な雰囲気を作り上げ綺麗に保ち、商品も磨き上げて差別化を図るというビジネスモデルもあります。
また、贈答品のように全く使っていない物でも、古物扱いとなります。
では、なぜオークションに古物なのか?
ということなのですが、古物の最大の特徴は、
『利益率が高い』
ということであるといえます。
仕入れ方法にもよるのですが、最大で粗利益率が100%ということも普通にあるのです。
「100%って、え?」
と思われた方もお見えかもしれませんが、実に単純なことで、無料で引き取った物を売ればそうなるわけです。
無料で仕入れるというのは、色々なやり方があり、そのやり方を知らなければ不可能で、これは極端な例ですが、仕入れ価格が安いということは、古物全般共通していることで、50%〜80%なんてことも全く珍しくないのです。
つまり仕入れさえうまくできれば、オークションで儲けるのはとても簡単なんです。
古物は大きく分類すると、13に分かれます。
1.美術品
2.衣類
3.時計・宝飾品
4.自動車
5.自動二輪車・原動機付き自転車
6.自転車
7.写真機
8.事務機器
9.機械工具類
10.道具類
11.皮革・ゴム製品
12.書籍
13.金券
わかりやすいものから、いまいちどういうものなのかイメージがわかないものまで様々だと思います。
今回は、そのうちの一つで、普段の生活に最もなじみのある
「道具類」
をご紹介します。
道具って言われても、なんかピンとこなかったのは、私だけでしょうか?
私は、電動ドライバーとか、チェーンソーとか、そんな感じかと思っていましたが、実はこの道具類というのは、非常に幅が広いんです。
・日用品
・家具
・楽器
・スポーツ用品
・CD、DVD、レコード、テープ、ビデオ
・ゲームソフト
といった感じです。
なじみが深いから、扱いも他の古物に比べて、扱いやすいのではないかと思います。
特にゲームやCDは活発に取引されているものです。ゲームやCDは、必ずしも新品で綺麗である必要が無い物ですので、中古販売に向いているのです。
この道具類での、オークション&古物のネット古物商の利点をあげるとするならば、”品揃えが必要ない”ということです。
本来店舗販売の場合、ゲーム類・CD類はとにかく品揃えが重要になってきます。ゲームは代替の利かないものですので、一つの欠品が重大な機会損失につながってしまい、ひいては客数減につながってしまうのです。
しかしネット古物商は、品揃えが全く無く、極端な話1種類の品しか扱っていなくてもその商品が欲しい人だけが買いにオークションページを訪れてくれるわけです。
ゲーム・CD類は、単価もそこそこ取れて、また在庫もかさばらないので、特にネット古物商に向いています。
古物とは?(その2)>>