古物市場は、多くはリサイクルショップの方が店舗に併設した倉庫のようなところで開催されるところが多いです。
会員形式をとっているところが多く、会員登録をしないと入れない形になっています。
(会費さえ払えば登録は不要の場所もあります)
また、古物市場に出入りするには、古物商許可証が必要です。
商品を出品するのは、参加する古物商の方たちです。
つまり古物市場では、売ることも買う(仕入れる)こともできるというわけです。
自分の店で買い取った物や、車で回ったりして家庭で出る不用品を引き取ったりした物を持ち込んできます。
私のようなネット古物商も参加していて、そういった人たちも商品を出品することもあります。
なぜネット古物商が出品するのかということに関してはまた後に紹介することにします。
競り形式で商品を売っているのですが、要するに小さなオークションが開催されています。
慣れるまではなかなか参加できないのですが、慣れてくるとこの仕入れが楽しいのです♪
競りは符丁というものを使うところとそうでないところがあります。
独特の競り用語なのですが、金額の単位で使われます。
私の住む愛知の古物市場では、符丁は使われていません。
聞いた話では、符丁を使っているところでも、使わなくても競りには参加できるとのことでした。
他にもいろんな競り用語がありますが、それに関してもまた後にご紹介します。
開始値は、500円とか1000円とか、かなり適当な値段で始まります。
競りを仕切る競り主がいるのですが、その人が決めます。
『はいじゃあ、これは500から!』
ってな感じで始まるのですが、なぜかとても気合いが入っています(笑
参加者A『セン!(1000円)』
参加者B『イチゴー!(1500円)』
参加者C『ニセン!(2000円)』
競り主『他、誰かいない!?』
競り主『はいじゃあCさん、ニセン!』
ってな感じで、あっさりと一つの商品の競りが終わります。
あまりにも早いので、最初のうちは戸惑ってなかなか入札できません。
この調子で納入されたものすべてに対して競りが行われるわけです。
そして、最後にまとめて会計をします。
売り手は、市場主に手数料を払うところが多いです。
古物市場というのはだいたいこんな感じで営まれています。
閉鎖的なイメージがある古物市場ですが、行ってみれば意外とすんなりと受け入れてくれますので、心配しなくても大丈夫です。
みんな同じように相場を調べながらやっているので、どうしても競争が激しくなってしまいがちです。
もし相場感をある程度お持ちでしたらいいのですが、相場がわからないのであれば厳しい戦いになります。
私の知ってる古物市場は座りながら参加できるところがほとんどですが、中には立って参加しないといけないところもありますので、行ってみないとわからないところです。
休憩は適度にあるところが多いですが、結構勢いで長く行ってしまうことも多いですので、それも見学してみて調べてみましょう。